下剤に頼ると便秘はひどくなる? 

便秘の定義


日本消化器病学会によると、

便秘とは「排便の回数が減ることであ
り、便秘薬を使わないと出ないとか、
2日に1度でも腹が張って苦しくなるなど
という場合は便秘として治療したほうが
よい」ということです。

この定義ですっきりしました。

1日に1、2回以上の排便があると「快
腸」と感じる私にとって、
24時間以上排便できないと苦しくなると
まで行かなくても、なんとかこの状況を
解決したいと思うほどの不快感を感じます。

そんなものでも、私にとっては「便秘」
と感じていたからです。

また、国際消化器病学会では、さらに具
体的な定義になっています。

1.排便回数が週3回未満
2.硬便が排便時の25%以上
3.用指的排便(指や綿棒などを用いて強
 制的に排便させる行為)が25%以上
4.努責(排便時に強くいきむこと)、残
 便感、閉塞感がみられる頻度が25%以
 上

硬便では痔の原因になりますし、
怒責では急激な血圧上昇となって危険だ
と言われています。

理想的便通とは?

私が考える理想的便通は、
1.毎日決まった時間に排便できる。
2.息まなくても便座に座ってまもなく
  排便できる。
3.硬くなく軟らかすぎぬ便である。

これは、だれでも願うことではないでし
ょうか。

便秘の治療

では、放っておかずにどのように治療し
たら良いのでしょうか。

それは、もちろん消化器内科の先生に診
てもらうことから始めるべきでしょう。

まずいのは、素人判断で市販の薬で治そ
うとすることです。

便秘薬というのは、当然下剤が含まれて
います。この下剤が使いかたによっては
返って便秘を悪化させてしまうと言うか
ら厄介なのです。

医師処方の薬だけでなく、自分の判断で
市販の薬を併用して悪化させた例も多い
そうです。

日本大腸肛門病学会によると、便秘薬は
「機械性(非刺激性)下剤」「刺激性下
剤」「その他」の3タイプに分かれてい
ます。それぞれの特徴は以下の通りです。

機械性(非刺激性)下剤

機械性下剤は塩類下剤、糖類下剤、膨張
性下剤の3つがあります。消化された食
べ物のカスに作用し、腸を直接刺激する
ことはないのが特徴です。

クセになりにくいといわれており、代表
的なものに酸化マグネシウムが挙げられ
ます。長期服用の場合は血液中のマグネ
シウム濃度が高くなることがあります。
その場合、嘔吐(おうと)や不整脈、意
識障害などを引き起こす「高マグネシウ
ム血症」につながります。

刺激性下剤

刺激性下剤は小腸刺激性下剤と大腸刺激
性下剤の2つがあります。腸に直接働き
かけ刺激し、運動を活性化して排便を促
す薬です。常用すると下剤の刺激なしで
は排便ができないようになる可能性があ
ります。

服用が習慣化してしまったり、ひどい場
合は「精神的依存」に発展するケースも
あり、

そのほか

腸分泌促進薬、漢方薬、座薬、浣腸など
があります。


薬に頼らずに便秘を改善する


副作用を恐れ、できるだけ薬に頼らない
で便秘を改善したいものです。

便秘にならないために、生活習慣として
次のことに気をつけましょう。

1.ストレスをためない
2.便意を我慢をしない
3.水分をしっかり摂る
4.バランスを考えた食事
5.下半身を動かす運動

食事の内容で便秘が改善するケースの場
合、ヨーグルト、水分、食物繊維を意識
して摂取することで改善することが多い
ようです。(便秘の種類によっては合わ
ない食品もあるようなので、改善しない
場合は医師とご相談ください。)

また、簡単な便秘ですと、便座の上で下
半身を動かしている内に催してくるとい
うことがあります。その意味で、一番簡
単な運動は歩くこと、時間がなければ、
体幹ひねりや腸もみ、腸マッサージが効
果的です。

参考サイト

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