しもつかれ大好き 栃木の郷土料理

2018年1月20日

「しもつかれ」の由来



栃木県と言えば、最近は
餃子やいちごで有名ですが、
「しもつかれ」というおいしい郷土料理があるんです。

ところで、
この名称が定着したのは、最近のことです。

というのも、私が子供の頃は
すみつか」と呼んでいましたから。

栃木県の郷土料理として印象づけるには、
下野国(しもつけのくに)との連想から
「しもつかれ」で定着したと思われます。

なので、茨城県の郷土食でもあるので茨
城の人はこのネーミングに不満かもしれ
ませんね。

ウィキペディアによれば、
古くは『宇治拾遺物語』『古事談』など
の説話にも記述されているようで、
「酢むつかり」を起源とする説が有力と
のことですから、
やはり、元々は「すみつかれ」がより起
源に近いようですね。

今では主流ではないと思いますが、今で
も酢入りのしもつかれがあるそうですね。

暖房のきいたところに1日ほど置きっぱ
なしにしたところ、腐敗させてしまった
ことがありました。

このことからも、昔少しでも長く保存し
ようとして酢を入れたことはうなづける
ことです。

今は冷蔵庫もあるので、保存のために余
分な調味料を使う必要が無いので、むし
ろ調味料は使わないほうがおいしいよう
です。


しもつかれと稲荷信仰


また、江戸期には、飢饉の時に飢えを凌
ぐための食物である救荒食(きゅうこう
しょく)としてよく使われるようになっ
たということなので、
稲荷信仰が起源だという説も偏った考え
だったようです。

たしかに、私も幼少の時、初午(はつう
ま)(2月最初の午(うま)の日)に母
に頼まれて近所の稲荷までしもつかれを
お供えに行ったことがあります。

当時、栃木で稲荷信仰が盛んだったのか
母がそうだったのかは分かりません。
今では、初午での行事食としてしもつか
れを捉えている人は、そんなに多くない
と思われます。

なぜなら、しもつかれは今では年中スー
パー等で売られていますし、大好きな私
などもときどき家内に作らせているくら
いですから。

起源が稲荷信仰でないことは、油揚げが
入ったのは稲荷に供えることから始まっ
たということでも分かります。

今でも、油揚げを入れないところがある
そうですから。

提供:道の駅 ばとう

しもつかれの作り方と栄養

作り方
1.鮭頭をぶつ切りにして鍋で柔らかく
なるまで煮る(圧力なべが簡単)
2.大豆をフライパンで炒り(ここで酢
をかけるところもある)、大根
  参を鬼おろしですり、そこにその他
の余り物と柔らかくなった鮭頭(油
揚げを入れる人もあり)を入れて1
時間ほど煮る。(頭の煮汁は捨てま
す。)
3.煮たものに酒粕を細かくちぎって入
れ、溶かしながら煮る。( 好みで
醤油や塩または酢で味を調える。)

鮭の頭は新巻鮭を使い、大豆は節分に撒
いた豆を拾って(私の記憶では)使いま
した。

なので、しもつかれが2月の料理という
わけです。

初午が節分よりもあとに来ることが多い
ので、自然これを稲荷に供えることとな
ったと思われますが、
節分よりも先に初午が来ることもあるわ
けですから、しもつかれが初午のための
料理だと断定するのには無理があると思
います。

さて、私は暖かい部屋で冷えたしもつか
れをおツマミに日本酒を飲むことが大好
きです。しもつかれは、見た目が悪いの
で嫌う人がいますが、ビールなどどんな
お酒にも合いますので、試してみてくだ
さい。

栄養は、どうでもいいのですが、
大根が多いので胃に優しくておツマミに
合うのかもしれませんね。

また、ビタミンDと12も含まれていると
いうことです。

ビタミンDはカルシウムのバランスを整
えるのを手伝ったり、骨の健康を保つの
に働いています。また最近では、免疫力
アップ効果やガンや糖尿病、自閉症、妊
娠しやすい体作りなどに有効かもしれな
いという報告もされるようになってきて
います。

ビタミンB12は、葉酸と協力して赤血球
中のヘモグロビン生成を助けています。
また、脳からの指令を伝える神経を正常
に保つ役割もあります。

ところで、酒粕も見直されてますね。
肝臓、便秘、美肌に良いそうですよ。

ということで、
今夜もしもつかれで独り乾杯といきます
か。

 

スポンサーリンク