夏みかんを食べよう

夏みかんをご存知ですか?

あなたが知っている夏みかんは,もし
かすると,「甘夏みかん」のことかも
しれません。いや,最近はその名前さ
えわからないほど,柑橘類の種類も
ネーミングも多くなりすぎています。

私の知る限り,もう何十年間も前に
「夏みかん」は店先から姿を消してい
ます。

それは,「夏みかん」があまりにも酸
っぱかったからでしょう。昔は甘いも
のがごちそうだったため,果物もとに
かく糖度を上げるための品種改良の努
力がなされてきたわけです。

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そのために,糖度の少ない「夏みか
ん」は店から姿を消すことになってし
まったようです。

ところが,私の家内の実家の庭や裏山
の畑には,今でも「夏みかん」の木が
何本も植えられています。

お盆のころに行くと,顧みられなくな
った夏みかんの実がいくつも地面に落
ちたままになっています。

しかし,あの食べるたびに身を震わす
ほどに酸っぱく,2,3房食べるころ
には,心臓がどきどきしてくるほど刺
激的な「夏みかん」の味を,私は子供
の頃からずっと愛しています。

 

夏みかんの栄養価と効用

酸っぱいだけあって,夏みかんの栄養
価は素晴らしいものがあります。

ビタミンCには,抗酸化作用がありま
すし,クエン酸は人体エネルギーの供
給をします。
そのほか,解毒作用や癌の抑制,悪玉
コレステロールやアレルギーの抑制作
用もあります。

食べてみればわかることですが,整腸
作用もあるので便通もよくなります。

ビタミンはC以外も豊富ですから,美
容にも風邪予防にもいいわけです。
いいことだらけですね。

酸っぱいからこそ果物!

私に言わせれば,酸味が乏しいただ甘
いだけの果物は,人工的であまりおい
しく感じることができません。まして,
柑橘類においておやです。

いつか,この酸っぱい「夏みかん」の
復権が果たされて,スーパーでも置く
ようになるのではないかと思っていま
す。そういえば,この間買った甘夏み
かんは,気のせいか少し酸味が増して
いたような気がします。

時代が移って,人々の好みも単純な甘
さ嗜好から離れてきたのかもしれませ
んね。

すでに,このことは菓子類において表
れていますね。例えば,やたらと甘か
った「餡子」の味が近年随分と甘味や
塩味が緩和されてきていることに気づ
かされます。ただ甘ければいいという
レベルから,素材自然なの甘さを大切
にするという方向に変わってきている
のではないでしょうか。

ところで,夏みかんの花言葉は,

純潔、花嫁の喜び、清純

だそうです。
こういう言葉は,若いころは「何言っ
てんだ」というイメージでしたが,な
んともすがすがしいさわやかな初夏の
イメージにぴったりです。

夏みかん」の名前について

なぜ「夏みかん」というかご存知でし
ょうか?

それは,「夏みかん」は,夏に食べる
とおいしいからです。夏になると新し
い花が咲くからかもしれません。

この花の香りがまた素晴らしく香ばし
いのです。
同じころに咲くニセアカシアの花やも
う少し後に咲くゴーヤの花の香りを思
わせるようなこういう香気が私は大好
きです。

夏に咲いて実ができるのが晩秋から初
冬のようです。しかしこの時期の実は
酸味が強すぎて食用には適さず,その
まま置いて翌年の夏になるころに食べ
るわけです。

それで,お盆のころには新しい実もで
き始めるので去年の実と今年の実が同
時に木にぶら下がっているなどという
ことが起きます。

こういうことから,「夏みかん」のこ
とを別名「夏代々(夏橙)」とも言う
のです。

夏みかんの花は山口県の県花

夏みかんの歴史は江戸時代にさかのぼ
ります。なんと,原産地は日本なので
す。萩藩で栽培が始まった関係で山口
県の県花にもなっているわけです。

(↓この画像をクリックすると,
萩市のHP)

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