プレゼントについて考える

2017年9月5日

年のせいか(これこのごろ口癖)、
人から何かをいただくことが
以前よりうれしくなりました。
「有り難い」という気持ちが自然に出てきます。

ちょっと前までは、
中味によって不満に思ったりしていましたが、
今はただただ「有り難い」と思うようになりました。

ありがとうなどという言葉は
恥ずかしくてあまり言わなかったように
記憶していますが、このごろ自然に出てきます。

そう言えば、亡き父も晩年乱発していました。
ぶっきらぼうな言い方でしたが、
心底から出た言葉と今では思います。

95歳で健在の母も発する言葉の半分以上は
「ありがとう」です。

 


プレゼントの意味


わたし、若い頃は「プレゼント」を嫌っていました。
それは、多分に父親の影響があると思います。

父からすれば、
プレゼント=賄賂というふうに捉えていました。
同僚が自分よりさっさと昇進するのは、
付け届けをまめにしているからと考えているのが、
子どもながら両親の話からわかりました。

良く言えば「正義感」「プライド」なのでしょうが、
そういう人付き合いの悪い家庭に育った私でした。

忸怩たる思いと言うか、
今になって後悔していることがあります。

それは、小学校教師になって数年経った頃でしょうか、
中学年の子どもへの生徒指導についてです。

わたしは子どもたちに対しお金や物の扱いについて
次のように指導していました。

1.親に無断で自分の小遣いのお金を友達とやりとししたり、
貸し借りをしたりしないこと。
2.友達におごったりおごられたりしないこと。

これは、「貸したのに返さない」とか、
「中学生が貸してというから貸した」
というような金銭トラブルの経験から
そのように指導していました。

ある日、
4年生の学級で孤立気味のある女の子のことが
ほかの女子たちから耳に入りました。
彼女はかなりの額の小遣いを駄菓子屋で購入し、
ちょくちょくそれを何人かの友達に配っているという話でした。

それを聞いて、
さっそく上の2つの指導を学級の皆にしました。

金や物で人間関係をつなぐのではなく
違うやり方で友達を作ってほしいというのが私の願いでした。

「忸怩たる思い」というわけは、
わたしはその女の子の気持に
どれだけ寄り添っていただろうかと後悔するからです。

今になって思えば、
彼女にとって見れば、そうすることが
彼女にできる精一杯の友達作りの努力だったのでしょう。

また、
なにかにつけてプレゼントのやりとリをしたがる
女性一般の習性ともいうべきものにも
嫌悪感に近いものを感じていました。

それが、
この頃はそれが女性特有の気配りだと思うようになりました。

また、
尊敬すべき歴史上の偉人たちも大胆で鷹揚に見えていても
細かい気配りを欠かさなかったことを学んだりしました。

最近は、
プレゼントとなるお金や物には「愛」や「想い」が
籠もっていると考えるようになりました。

だから、
お金や物を稼いだり、節約して蓄えたりすることを
頭からバカにしたり悪いことのように言う人に対して
違和感を感じるようになりました。

お金を稼ぎ蓄えることのできる人は、
それに比例して愛や想いを人に差し向ける能力・資格のある人です。

例え「貧女の一燈」でもプレゼントには違いないのです。
所詮、
手に何も持たなければ、何かを持って差し出さなければ
「供養」にはならないのです。

 


父の日プレゼント



さて、先月の父の日に
福島の息子からはポロシャツが送られてきました。

サイズはぴったり気味ですが、色が気に入りました。
同居の息子からは夕食のおかずのプレゼントでした。

日頃私が「おいしいもつ焼きかホルモンをたべたい。」
と言っていたので、
「お店には連れていけないけど・・」と言って
近所のスーパーで買ってきてくれていました。

収入状況がイマイチなので、
その気持ちが大変嬉しく、ありがたく思いました。

それに添えて、
家内が「レバーは置いてなかったので・・」
ということで、鶏レバーとじゃがいもの煮物を作ってくれました。

こういうとき、
「まだまだ愛されているんだな。」
と感じる次第であります。

本当は、
同居の家族とは外食がしたいのですが、
我が家の近所にはおいしいお店がありません。

というか、ここに引っ越して数年経つのですが、
今だにおいしいお店を開発することができていないのです。
特に私の好物である中華やもつ料理系がないのです。

ときどき、
「あそこがいいよ。」と紹介されて行ってみるのですが、
その方との好みの違いでしょうか、がっかりすることが多いのです。

先日など、従兄弟から、
「職場の近くに最近洒落た中華料理店ができたよ。」
と聞いたものだから、早速ランチで行ってみました。

概ね満足できる内容でしたが、
その日のランチメニューの中に
カレーで味付けした海鮮料理が含まれていました。

もう、これだけで
リピートする気持ちが萎えてしまいました。

値段が安ければまた言ってもいいかなという程度のお店でした。
さすがに、
高い金を払ってディナーにも行ってみようという
気にはなれませんでした。

常々息子と話していることは、
「かあさんの料理よりもうまくないと外食する気になれないね。」
ということです。

懲りずに近所のおいしいお店を探し続けたいとは思いますが・・。

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