介護生活と福祉車両

母のために、
2年前に福祉車両を購入しました。

いとこが自動車修理工場を経営しているので、
中古で手頃な値段の車を探してもらいました。

この車が、最近変な音をだすのでどうしようかと
思っていた所、ちょうど車検の時期に来ている
事に気づき、ついでに直してもらうことになりました。

きょうは、
この福祉車両にたどり着くまでのお話
をしたいと思います。

母の介護生活


わたしは、両親とはずっと別に暮らしていました。
両親が暮らすところとはちがう東京で働き、
結婚したあとも、転職してからも同じ県には
住んでいませんでした。

両親とも歳を重ねる度に「一緒に住もう。」
と言ってきましたが、それが嫌というのではなく
仕事優先の生活でそれができなかったのです。

それでも、二人が80代後半になった頃
わたしは早期退職をして、
親の住む県に仕事を見つけて、
両親と一緒に暮らすようになりました。

初めは、
妻と下の息子が住む隣県の自宅との
二重生活でしたが、やがて実家を建て増しして
家内も一緒に住むようになりました。

その頃の実家の様子は、
ペットの犬と猫といっしょに寝起きをする
という生活でしたので、
いっしょに食事をするのが大変でした。

父も母も、余り動くのが好きではなくなっていて、
一日の生活は、
朝食→朝寝→昼食→昼寝→夕食→就寝
というような生活でした。

そんなふうでしたから元々動かないので、
足腰が早く弱っていた母は、
震災の前の年に父が他界したあと、
胃腸関係の病気で入院してからは
ますます足腰が弱まり、
車椅子を使うようになりました。

今から思えば、
このころ仕事など辞めて、母の介護に
専念すべき好機だったように思います。

「もう少し働いてから・・。」と思い、
足腰がもとに戻るまで一時世話になろうと、
介護付き老人ホームに入所してもらいました。

トイレさえ一人ではできなくなった母を
家内一人に看させることが不可能と思い、
入所させたのですが、
ずるずると今日まで4年が過ぎてしまいました。

 


福祉車両


老人ホームに入所したものの、
姥捨て山に捨てたという思いではありませんから、
わたしは、しばしば母を訪問しています。

連れ出して、施設では食べられないものを
食べさせに行ったり、自宅で食べさせたり、
季節を感じさせる公園や親戚に
連れて行ったりしました。

初めの頃、車椅子を使用するのは、
車に乗る前と降りた後でしたので、
車中は後部座席にすわるか横になるかしていました。

ところが、だんだんそれも難しくなって、
車椅子ごと乗ることのできる福祉車両が
必要になってきたのです。

では、その福祉車両をどうしたかといいますと、
最初は、レンタカーを利用しました。
また、福祉タクシーと言うものもありますが、
使う頻度が少なければ、あるいは、
近所にあれば、いいのですが、
これも割高になってしまいます。

なので、できれば無料でと思い、調べましたら、
近所の福祉施設で貸出制度があるのを知り、
それを一度利用したことがあります。

でも、あまりにも大きすぎる車両であることと、
手続きの煩わしさから一回でやめてしまいました。

また、レンタカーを利用するようになりましたが、
これもまた、需要が多いせいか、
借りたい日に予約することが難しい上、
一回¥5000ということもあり、
いとこに中古の車両を探してもらうことにしたのです。

福祉車両にはさまざまな種類があります。
車椅子から降りて車にのることができるのであれば、
車椅子から乗り換えてリフトアップするものが
あり、初めは検討しましたが断念しました。

結局、バン型で後ろから車椅子のまま乗れるタイプの
車を購入しました。
しかも、手頃な軽自動車タイプを見つけてくれました。

今では、自分の家ぐらいまでしか
利用できなくなってしまいましたが、
使い続けています。

 

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