アルコール蘊蓄 ワインについて語る

ワインの効用


ワインには、次のような効用があります。
1.カリウムを含むので、
血圧を下げる。
利尿作用により新陳代謝が活発になる。
2.記憶力を向上させる。
3.ダイエット効果
4.抗菌力(大腸菌、サルモネラ菌、ピロリ菌)
5.筋肉の動きをスムーズにする。

実は、わたし自身そんな効用を意識して
飲んだりしたことはありません。

それよりも、
おいしいから飲むのです。

わたしのワイン遍歴


わたしが最初のワインと出会ったのは、
そもそも「ワイン」が日本語になっていなかった頃。

昔は、「葡萄酒」(ぶどうしゅ)と
呼ばれていました。

父が飲んでいた「赤玉ポートワイン」
今ではこれをワインと呼んでいいか
どうか分かりませが、子どもには
「甘くておいしい薬」という記憶があります。

山梨で生産が始まった頃から
日本国内に「ワイン」の言葉が
広がり始めました。

しかし、まだまだ高嶺の花。
40年前でも、平均して今の3、4倍
の値段だったように思います。

そんなわたしが、
幾つかの仕事を転々とした後
ワインの輸入会社に就職しました。

そこは、オーストリアのウィーン産の
ワインだけを輸入していました。
日本における代理店でした。

衝撃的な本物ワインとの出会い


東京西麻布に会社兼店舗がありました。
わたしたちは入社するとすぐに
ワインの試飲をさせていただきました。

これが、本物ワインとの
衝撃的な出会いでした。

そのときの香りと味とアロマの
感動は今でも幸福感とともに
甦ってきます。

オーストリアワインの中でも
貴腐ワインなので、今でも
簡単には手に入ることはありません。

ときどき、代わりとしてドイツワインを
購入していますが、なかなか
「これだ!」というものには
巡り合うことができません。

当時でさえ、
安くて3000円、高いもので
最高で5万円程度のワインを
試飲させてもらったくらいですから
今巡り会えなくても仕方ないのかもしれません。

社長いわく、
「ウィーンに留学中に知り合った
ハプスブルク家御用達のワインだから
オーストリアに人たちでさえ
知らないだろう。」と。

そんな名実ともにすばらしいワインを
わたしたちは誇りを持って社長とともに
有名デパートや一流ホテルに
売り込みに行きました。

しかしながら、
高級ワインの質を保つには
適温を保つための保冷庫(=ワインセラー)
が必須であることを最初に学びましたが、

そのころの東京には、例え一流でも
そんな設備のあるところはありませんでした。

その上、オーストリアワインの価値が
わかる仕入れ担当もいませんでした。

もし、わたしが営業を任せられていたら
そんなこと関係なく「売れればいい」
という感覚で売っていたでしょうが、
こだわりの社長はそれを許しませんでした。

そんなわけでその会社を
間もなく辞めてしまいました。

それから、ん十年、
幻のワイン、幻のワイン会社に
なってしまいました。

ところが、
先日我が町の生協の種類売り場に
懐かしいラベルのワインを
発見しました!

しかも、
売れ残りのディスカウント製品として。
それは、貴腐ワインではない
即ち会社としてはメインの商品では
ありませんでしたが、

数ヶ月前に購入したのに、
わたしはまだ飲まずに、
冷蔵庫に寝かせたままです。

何かのお祝いの機会に栓を抜こうと
楽しみにとってあります。

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