わが治験体験記

治験参加までーその動機と条件


何事においても興味津々
・新しいもの好きの私です。

そんな私を見て、
今同居する家内と息子は
ことごとくブレーキをかける側に回ります。

ささやかな夢が否定されたようで
がっかりしますが、
それはそれで救われることも多いので
ちょうどバランスが取れているともいえます。

それはさておき、
「治験」の語源は、
おそらく「治療実験」の略でしょう。

それ故、
「人体実験」的なイメージから
家族がブレーキをかけるのも、
至って正常な反応といえます。

治験業者のサイトを見ると、
◯法律に則って安全を確認しながら参加できる。
◯途中で止めることもできる。
◯それなりの負担軽減料が支払われる。

と、あります。

正直に告白すれば、
私が応募した一つの理由は、
負担軽減料という「お小遣い」
がもらえることでした。

しかし一方で、
応募に際して自分の健康状態や
過去の病気の経験がチェック
されることを知り、
「自分の健康に興味津々」という
ことも大きな応募理由なのです。

そして、
思い立っていくつかの治験に応募
してから、そう簡単には
採用されないことがわかりました。

採用されるには、
次のような条件が募集側と合致
しなければならないのです。

1.実施時期
(例:◯月◯日から4日間拘束 など)
2.実施対象
(年齢、健康状態=健康という条件
or特定の病気を持っているという条件)
3.実施場所
4.その他

それで、
ようやく今回採用となった治験は、
上記条件に沿って言うなら、

1.半年間の内7回
2.痛風の診断を受けたことがあるか、
現在治療・服薬中
3.東京

東京は少々遠い(我が家から片道約3時間)
ので躊躇もありましたが、
交通費は負担軽減料でカバーできる
ことだし、時々上京する楽しみも得られる
ということで応募しました。

10数年前のある日、
医者に行きたくなるほどの痛みを
左脚に感じました。

そこで、
私は整形外科に行って調べてもらいました。

すると、
意外なことに医師から
痛風発作の診断をもらいました。
整形外科でそういう診断が出る
とは驚きでした。

しかも、
それまでひとづてに聞いたこと
のある「痛風」とは
「足の先端が腫れ上がり、
風にあたっても痛みが走る」
というものでしたから、
信じられないような気持ちでした。

何日分の薬をいただいたかは忘れましたが
その錠剤が大きくて
飲みづらかったこともあり、
毎月高血圧とコレステロールを
コントロールする薬をいただいている
行きつけの内科医に相談した所、
飲みやすい錠剤を出してくれたので、

その後今日まで
飲み続けているというわけです。

お陰さまでというか、
その後痛風の発作は一度も起きていません。

そうなると、いつごろからか
「飲まなくても良いのではないか」と
思うようになりました。

そう思うようになっていた
時の今回の治験なのです。

治験の経過

適格検査

こういう名称があったかどうか忘れましたが、
最初に、治験についての説明を受けた後
と契約書にサインをしました。

希望をすれば特別に催される説明会に
参加することができるようですが、
わたしは東京から離れていると
いうことで免除されました。

適格検査の内容は、
申告事項の確認のほか、
心電図、血液検査、尿検査
そして医師による診察でした。

普段わたしが飲んでいる尿酸値を
抑える薬(アロシトール)を飲まない
条件で2週間過ごした後、
もう一度検査をするため訪問しました。

1回目と2回めの訪問(検査・診察)は、
治験以前の内容ということでしょうか、
交通費程度、現金で受け取りました。
なので、診察料と相殺すると
少し、足が出る形になりました。

さらに、2,3週間後、
検査の結果を聞きに訪問しました。
ぎりぎり検査対象になっていたようです。

この回から負担軽減料として1回1万円
が翌月に振り込まれることになります。

数回の治験内容

ほかのことは詳細は分かりませんが、
治験の主たる目的は開発した新薬の
承認のためのデータ収集にあると思います。

そのために、数日間病院に缶詰にして
実施する治験もありますが、
私の場合は、約4ヶ月にわたって
新薬の効果を試すというものでした。

4週間毎に薬を持たされました。
日付が入った28日分の薬を
2種類頂きました。
一度だけ3種類になりました。

なぜ、2種類なのか疑問に思った
ことはありません。

なぜなら、
初めに「プラセーボ」(即ち、偽薬)
について聞かされていたからです。

しかし、3種類出た時に思ったのは、
そのうちのひとつは単に
胃薬だったのかなということです。
風邪薬のときももらいますから。

4週間分の実験薬と予備の薬で
袋が一杯になりました。
4週間毎日服用した後、
訪問し血液検査と尿検査と診察
これを数回繰り返して終了でした。

まとめ

今回の治験を通して、
わたしは尿酸値を抑える薬を
減らせるかなと期待していました。

治験終了後、1ヶ月間薬をやめた後
かかりつけ医に治験の報告とともに
わたしの考えを伝えました。

しかし、血液検査の結果は
尿酸値が再び上昇して8.5mg/dL
になっていました。

医師いわく、
「尿酸値は、痛風発作を起こすだけでは
ない。放っておくとあちこちに影響する。」
ということで、
現在再び服用を始めている次第です。

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