老人ホームの選び方 介護の究極は食事と排泄 

70歳代、80歳代の親を持つ方は、
親が元気な内に将来の介護のことを
ある程度考えておくべきです。

今は元気なようでも、
入院などで急に差し迫った
状況になるからです。

介護施設(老人ホーム)の概要については、
介護入門で書きましたので
参考にしてください。

ここでは、そこで書き足りなかったことを
お伝えしたいと思います。

介護の究極は食事と排泄

母が介護施設にお世話になって
まもなく4年になります。

その間、
様々なことを学ばせていただきました。

わたし、先日母が世話になっている
施設の責任者の方に
次のようなお願いをしました。

食事のメニューについて説明してください

その理由は、
すでにミキサー食になっている母だからです。

一度母の昼食に立ち会いました。
出されたものは、主食のご飯のほか
色とりどりのおかずが数種類ありました。

興味津々のわたしは、
すべて一口味見をしてから
母の口に運ぶ介助をしました。

ミキサーにかけてどろどろになっても、
食べてみれば大体は見当がつきます。

そのときも、わたしが
緑色したものを味見してみて
「これはワカメだね。」と言って、
食べさせて後で確認しましたら
ホウレンソウが正解でした。

この時に思ったのです。
調理員さんが工夫して調理し、
おいしく栄養もあるのに
何を食べているのかわからないのは、
調理員さんにとっても、もちろん
食べる本人にとっても不幸なことだと。

この施設では、
様々な努力をされているのですが、
普段から入所者よりも家族(保護者)
の方に優先的に目が
向けられることがあります。

例えば、暑い日母の部屋を訪ねたとき、
介護士さんが「ご苦労様です。」と言って
わたしにお茶を持ってくることがあります。

そのとき、わたしは礼を言いますが、
内心「母の分は?」とか、
「そんなサービスよりは介護に専念
してくれ。」と思うのです。

少し脱線してしまいました。

施設生活での貴重な愉しみである
三度の食事のメニューを
ミキサー食になっている入居者に
知らせることは、そんなに予算の
掛かることではないはずです。

小学校の給食のように
食前に栄養士さんか調理しさんから
メニューの説明をしていただくといいな
と思った次第です。

自力の排泄がプライド

食事とともに大切なこと、それは、
自力で排泄をすることと思います。

初め、わたしは家で母の介護をするつもりで、
外出して自宅に連れてきた時は
練習と思いなるべく下の世話(おむつ替え)
をしていました。

ところが、ある日から首を横に
振るようになりました。それで、
家での介護を諦めてしまいました。

本人から理由を聞きませんでしたが、
わたしは自分の場合を想像した時、
やはりプライドかなと思います。

なので、具体的にどうするのがいい
ということではありませんが、
排泄について最大限の配慮ができる
施設が良い施設と思うのです。

おすすめの介護施設

あれこれ言っても、結局は、
人間らしく生きる最後の砦というか
食事と排泄こそが
尊重されるべきと思うのです。
「食べればいい。」「始末すればいい。」
という安易な考えは、悲しいです。

介護職員の働く姿を見ていて、
怒りや悲しみを覚えたり、
逆に尊敬と感謝で感動したりという
経験は、食事や排泄に関わること
が多くを占めています。

今どこの介護施設でも
人手不足状態が続いています。
なので、大変なことは分かっているので、
「食べればいい。」「始末すればいい。」
でも有り難いと思わなければと思います。

なぜなら、
「食べさせてくれてるのか。」
「始末してくれているのか。」と
思ってしまうこともあるくらいの
人手不足を感じることもあるからです。

それでも、これから施設を選ぶ方には、
少しくらいお金がかかっても、
食事と排泄の点がしっかりしている
所を選ぶことをお勧めします。

事前に下見をすることが肝心です。
どこの施設でも快く下見を受け入れてくれます。

例え飛び込みでもOKです。
もちろん事前に申し込んでおけば
ケママネージャーが待機して
くれるでしょうが、
突然訪問することで、
実態が見えていいのではないでしょうか。

例えば、ある特養を訪問したときです。
突然にも関わらず、良い対応で、
スタッフも多めで、館内もよく清掃
してあることがすぐにわかりました。

逆に、
話を聞くうちに介護食への気遣いが
どこまであるのか不安になったり、
入居者の扱いは民間の施設
と比べてもあまり変わりないのが
実態だなということを察することができました。

その特養からは未だ連絡がありませんが、
今世話になっているところで
良かったのかも知れません。

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