在宅介護に向けて準備する

在宅介護の是非


家庭の事情はさまざまですから、
親の介護のあり方も様々な形が
あって当然と思います。

わたしは、母を在宅で介護するのは
当然と思っていました。
しかし、現実には現在
施設でお世話になっております。

そういうわたしに対して、
はっきりと軽蔑の眼差しで
批判の言葉を投げつけた方もいました。

その方は、老母を在宅で介護している
方でしたが、残念ながら、わたしは
立派だとは思いませんでした。

なぜなら、
ひとつも幸せそうではなかったのです。

介護する方も、される方も
不幸であってはいけません。
わたしはそう思いますし、
母もそう考えていると思います。

さて、それはさておき、
わたしのこれまでの経験から
在宅介護のために
早くから準備しておくべきことを
まとめてみたいと思います。

 

在宅介護に向けての準備

1.準備をはじめる時期
それは、歩行が怪しくなってきた
頃と思います。
あるいは、認知症が始まったかな
思われる頃です。

2.家のリフォームをする
法律によって、介護のための
改修工事に助成金を利用できます。
20万円までです。

リフォームの内容は、
予算によって変わってきますが
大きく分けると次の2つでしょう。
①段差をなくす(小さくする)
②手すりの設置

段差は、部屋と廊下の差をなくす
ことと、外(玄関)と内(上がり框)
の差を減らすことです。

また、手すりの必要なところは、
玄関、トイレとお風呂の中、
それぞれをつなぐ動線上などです。

足腰が思うようにいかなくなると
真っ先にトイレとお風呂が心配に
なってくるのです。

3.足腰の機能を保持するために
トイレさえ自分でできていれば、
在宅介護の可能性は保証されて
いるとも言えるでしょう。

そのためには、
足腰の筋力を保持しておく必要が
あります。

概して一人暮らしの老人が元気
なのは、何でも自分で動いて自分
でしなければならないからです。

家事作業、農作業を毎日やっている
だけでも十分な筋力トレーニングに
なっています。

このような作業ができない人には
散歩などの運動をさせる必要があります。

4.車椅子になってしまったら

①もう一度家のリフォームについて
わたしは、
母の車椅子状態を想像することが
できませんでした。
そうなってから「もっと違った
リフォームをするんだった。」と
後悔しました。

即ち、通常の車椅子が通常の半間程度
のサイズのトイレでは、
母を車椅子でトイレに連れて行って
車椅子から降ろし、便座に載せる。
用を済ませたら、便座から車椅子に
戻すという介助作業がかなり難しい
のです。

なので、その辺を考えて
トイレは広めにリフォームすべきです。

②二種類の車椅子
誰でも最初は自走式、即ち自分で
動かせるように手すりが付いた車椅子
を利用するでしょう。

これ、文字通り「自分で動かすため
のもの」なので、自分で動かすことで、
筋力も保たれると思います。

いつも誰かが押してくれるものと思うと
筋力はどんどん落ちていきます。

でも、トイレなど自宅を思うような広さ
にリフォームできない場合、
そして、本人が自走できるような筋力を
回復できない場合は、
わたしの母のように
自走用のフレームを取り外した車椅子
が便利です。狭いところでも
動かせるからです。

福祉車両の購入
介護タクシーもありますが、
予算的にも利便性からも購入すること
をお奨めします。

車椅子になってからもちょくちょく
出かけたほうが良いと思うからです。

5.デイサービス、デイケアの利用
この2つのサービスは早い段階から
利用すべきです。

地域のケアマネージャーに相談する
と教えていただけると思いますが、
わたしの母の場合、
どこかの段階でうまく老健やデイケアが
利用できなかったかと少々悔やんでいます。

一度施設に入所してしまうと、
いろいろな意味で在宅に戻すことが
難しくなるように思います。

なので、可能な限り
リハビリで在宅介護できるレベルの
機能が回復できるかもしれない
老健やデイケアを追求すべきと
思うのです。

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